大谷翔平への”特別扱い”にブルージェイズが反発…米メディアが「配慮すべき」と苦言を呈した理由
メジャーリーグから、日本のファンを沸かせるニュースが届いた。
大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)をめぐり、また一つ”騒動”が起きている。相手チームであるトロント・ブルージェイズが、ドジャース側の大谷への配慮に対して不満を示したのだ。これに対してアメリカのメディアが「それは違う」と声を上げた格好になっており、話題を集めている。
「やりすぎだ」——繰り返されるブルージェイズの不満
事の発端は、ドジャースが大谷に対して行っている”特別な扱い”にある。具体的には、登板間隔の調整や体への負担を考慮したスケジュール管理など、チームが大谷の健康維持を最優先に考えた運用のこと。昨シーズンにも同様の場面でブルージェイズ側から「やりすぎだ」という声が上がっており、今回もその不満が再燃した形だ。
だが、米メディアの見方は冷静かつ辛辣だった。「大谷が健康を維持できるよう配慮するのは当然のことで、相手チームが口を挟む話ではない」というスタンスである。確かに、あれだけの選手が万全の状態でプレーし続けることは、MLBというリーグ全体の価値を高めることにもつながる。ブルージェイズの反応は、むしろ大谷の存在感の大きさを逆説的に示しているとも言えるだろう。
そもそも大谷は、投手としても打者としても超一流という、野球史上でもほとんど例を見ない選手だ。投手と打者の両方をこなす「二刀流」は肉体的な消耗も計り知れないため、チームが細心の注意を払うのはむしろ必然とも言える。昨年のワールドシリーズ制覇にも大きく貢献した彼を、ドジャースが大切に扱うのは至極当然の話だ。
記録への挑戦と、ライバルたちの動向
そんな大谷には今、別の注目ポイントもある。日本人選手として最多となる連続出塁記録(塁に出続ける試合数の記録)への挑戦だ。出塁とはヒットや四球などで塁に進むことを指すが、これを試合ごとに積み重ねていくのは高い打撃技術と集中力が求められる。
記録更新のカギを握るのは、対戦相手の先発投手。ドジャース、そして大谷自身とも初対戦となる右腕投手で、スライダー(横に曲がる変化球)とシンカー(打者の手元で沈む変化球)を武器に打者を打ち取るタイプだという。初顔合わせの相手にどう対応するか——大谷の対応力が問われる一戦になりそうだ。
一方、大谷の獲得を逃したブルージェイズは、岡本和真(読売ジャイアンツから移籍)を補強しつつ、独自の「二刀流育成」にも着手しているという。大谷の存在が、他球団の編成や育成方針にまで影響を与えているのは間違いない。それほどまでに、大谷翔平という選手がMLBに与えているインパクトは計り知れないのだ。
連続出塁記録の更新なるか、そして”特別扱い論争”がどう決着するのか。次の試合でも、大谷から目が離せない。
出典: Yahoo!ニュース
