佐々木朗希、78球で降板…ロバーツ監督「少し難しくなった」五回の乱調に何があったのか
四回から崩れた投球内容――ロバーツ監督が語った本音
メジャーリーグから、日本のファンを沸かせるニュースが届いた。
ロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希が今季またも早い回での降板を余儀なくされた。試合を通じて安定感を欠き、ロバーツ監督は試合後の取材対応で「少し難しくなった」「何とか食い止めようとした」と、当時のマウンド上の状況を率直に説明。その言葉の裏には、若きエースへの複雑な心境が滲んでいた。
投球数(ピッチャーが投げたボールの総数)は今季最少タイとなる78球。プロの先発投手として、本来ならば100球前後を目安に試合を作ることが求められる中、この数字はあまりにも少ない。三回までは持ち味の力強いボールで相手打線を抑えていたものの、四回以降から徐々に制球(ボールをコントロールする精度)が乱れ始め、五回には96マイル(約154km)の速球を痛打される場面も。同点打を浴びてしまった。
「途中までの内容だったら」という言葉が読売新聞の報道でも取り上げられていたように、序盤の投球内容と後半の乱れとのギャップが今回の登板を象徴していた。力があるのは誰もが知っている。問題は、それを一試合通じて維持できるかどうか。メジャーの壁は、そこにある。
大谷翔平は連続出塁記録を更新――チームの主軸は健在
一方、佐々木とは対照的に存在感を放ち続けているのが大谷翔平だ。この試合でも出塁(安打や四球などでベースに出ること)を果たし、連続出塁試合数が51試合に到達。これはドジャース球団の歴代単独3位という歴史的な記録である。
51試合というのは、シーズンの3分の1に相当する長さ。その間、ほぼ毎試合ベースに出続けているというのは、単なる調子の良し悪しを超えた、圧倒的な実力の証明と言っていい。チームメイトや首脳陣からの信頼も、数字が語っている。
佐々木の状態が気になる中でも、大谷という絶対的な柱がチームを支えているのがドジャースの強みだ。それでも、ファンとしては朗希にも早く本来の姿を取り戻してほしいというのが正直なところだろう。
メジャーに渡ってから積み上げてきた経験は確実に財産になっている。ロバーツ監督が「何とか食い止める」と言ったのも、見捨てるのではなく、チームとして一緒に課題を乗り越えようとしている姿勢の表れではないか。次回登板で、四回以降も崩れなかった佐々木朗希の姿を――多くのファンがそれを楽しみに待っている。
出典: dメニューニュース
