大谷翔平

山本由伸が児童養護施設をサプライズ訪問——グラウンドの外でも「本物のエース」だった

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マウンドの外で見せた、もう一つの顔

また一つ、歴史に刻まれる瞬間が訪れたかもしれない。

ロサンゼルス・ドジャースのエース、山本由伸投手が、児童養護施設を電撃訪問したというニュースがSNSを中心に大きな反響を呼んでいる。事前告知もなく、静かに子どもたちのもとへ現れたその姿に、ファンからは「あまりにもカッコ良すぎるだろ」「こんな選手が日本代表でよかった」といった声が次々と寄せられた。勝利投手(試合で勝利を記録した投手のこと)として輝くマウンドの姿とは違う、もう一つの山本由伸がそこにあった。

スポーツ選手の社会貢献活動は珍しいことではない。ただ、今回のように”サプライズ”という形をとった訪問には、特別な温度がある。カメラが回っているから行く、話題になるから行く——そういう打算とは無縁の訪問に見えるからこそ、多くの人の胸を打ったのだろう。施設の子どもたちにとって、世界最高峰の舞台(MLB=メジャーリーグベースボール)で投げる選手が突然目の前に現れた瞬間は、一生忘れられない記憶になったに違いない。

24歳 山本由伸がドジャースに入団した年齢。若くして世界の頂点を目指す姿が、子どもたちにとっての「生きた夢」になっている

「夢を届ける」という言葉の、本当の意味

「夢を届ける」という言葉は、スポーツの世界では使い古されたフレーズでもある。でも山本が今回やったことは、その言葉をもっとも直接的な形で体現していた。テレビ越しでもなく、SNSの動画越しでもなく、実際に足を運んで、同じ空気を吸って、子どもたちと向き合う。その行動のシンプルさが、逆に際立って見える。

ドジャースといえば、大谷翔平選手とともにMLBを代表する球団として、今や日本でもほぼ毎日ニュースになる存在だ。その主力投手である山本がこうした行動をとることで、野球というスポーツへの関心が子どもたちの間で広がるきっかけになるかもしれない。影響力の使い方として、これ以上に純粋な形があるだろうかと思う。

ファンの間では、以前から山本の「人となり」を評価する声は多かった。圧倒的な実力を持ちながら驕らず、静かに自分の仕事に徹するスタイル。インタビューでも派手なパフォーマンスをするわけでもなく、ただ投げることで語る——そういう選手が、グラウンドの外でもブレなかった。

1億ドル超 山本由伸のドジャース契約総額(報道ベース)。それだけの価値を認められた投手が、見返りを求めず子どもたちのもとへ向かった

華やかなメジャーの世界で戦いながら、足元を見失わない。そういう人間が一流であり続けるのは、きっと偶然じゃない。シーズンが佳境を迎えるにつれ、マウンドの上での山本由伸にも改めて注目が集まるはずだ。次の登板で、あの子どもたちがテレビの前で拳を握る姿を、少しだけ想像してしまう。

出典: 47NEWS

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