大谷翔平、53試合連続出塁で球団歴代2位タイ!執念の内野安打が生んだ新たな伝説
ハラハラしながら、それでも記録はつながった
また一つ、歴史に刻まれる瞬間が訪れたかもしれない。
大谷翔平が、またやってくれた。ロサンゼルス・ドジャースの一員として、53試合連続出塁という大きなマイルストーンに到達。これはドジャースがロサンゼルスに移転して以降、球団史上で歴代2位タイとなる記録だ。派手なホームランでもなく、美しいクリーンヒットでもない。今回の記録達成を演出したのは、誰もが思わず前のめりになってしまうような、際どい内野安打だった。
「こんなハラハラする内野安打は初めてかもしれない」——そんな声がファンの間から上がったのも、当然のことだろう。打球が内野に転がり、守備側の選手が素早く拾い上げ、一塁への送球と大谷の走り込みがほぼ同時。判定はセーフ。その瞬間、積み重ねてきた53試合という数字が守られた。結果を知っていても、映像で見ると思わず息をのむ。それほどの”紙一重”だった。
「連続出塁」とは、試合に出場するたびに安打・四球・死球などで塁に出続ける記録のこと。一度も出塁できない試合があればリセットされてしまう、積み上げるほど重くなる記録だ。53という数字は、単純に53回のチャンスがあったわけではなく、その全てで何らかの形で塁に出たことを意味する。それがどれだけ難しいことか、野球に詳しくない人でもなんとなく伝わるのではないだろうか。
執念と技術が重なった瞬間、記録は生き続ける
大谷の凄みは、単純な力任せの打撃だけではない。今回のような際どい場面でも、全力疾走を怠らず、一塁まで駆け抜ける姿勢がある。内野安打というのは、バットに当たってから一塁到達まで数秒の勝負。わずかでも走り出しが遅れれば、あっさりアウトになってしまう。それでもセーフにしてしまうのが、大谷という選手の執念だ。「厳しい状況でよくやりましたわ」というファンのコメントが、ネット上で多くの共感を集めたのも納得できる。
ドジャースというチームは、長いMLBの歴史の中で幾多の名選手を輩出してきた名門球団。その球団の歴史に自分の名を刻むというのは、どんなスター選手にとっても簡単なことではない。大谷はその球団で、入団からわずかな時間でこの域に達している。
記録はまだ続く可能性がある。この日の内野安打で53に並んだということは、次の試合でも出塁を果たせば、単独での球団歴代最長記録更新が見えてくる。もちろん、相手投手も簡単には打たせてくれないし、守備側も必死だ。それでも、あの執念の走り込みを見た後では、「次も大丈夫だろう」と思わずにはいられない。次のマウンドに向かう大谷が、また新たな数字を手に入れる姿を、多くのファンが心待ちにしているはずだ。
出典: MLB.com
