大谷翔平、スランプ脱出の兆し!ロバーツ監督が語る「投打二刀流の代償」とは
野球ファンなら見逃せない話題が飛び込んできた。
ドジャースの大谷翔平が、打撃面での苦しい時期を経て、ようやく復調の兆しを見せ始めている。4試合ぶりとなるヒットに加え、2つの四球(バットを振らずに1塁へ進む権利を得ること)でチームの攻撃を引っ張った試合で、指揮官のデーブ・ロバーツ監督からも称賛の声が上がった。
ロバーツ監督が明かす「珍しい状況」の正体
このスランプ(打撃不振の時期)について、ロバーツ監督は「珍しい状況だ」と率直に表現した。その背景にあるのが、大谷が今季取り組む投打のフル稼働だ。投手としてマウンドに立ち、全力で腕を振る。その消耗が、打席でのパフォーマンスに影響を与えている「可能性がある」と監督自身が認めたのだ。
「打撃面のエネルギーが削られるのは当然」という言葉は、二刀流という前人未到の挑戦がいかに肉体的な負荷を伴うかを物語っている。一般的な選手であれば、打撃だけ、あるいは投球だけに集中できる。しかし大谷はその両方を同時にこなしているわけで、どこかで綻びが出てきても不思議ではないと言えるだろう。
それでも腐らずに四球でつなぎ、チームの勝利に貢献する姿勢はさすがというほかない。ヒットを打てない時期であっても、相手投手と真剣勝負を繰り広げ、四球という形で結果を残す。これは野球のIQ(試合を読む能力)の高さがなければなかなかできることではない。
「ショウヘイが四球でつないだ」チームを救った存在感
問題の試合、ドジャース打線は爆発した。
その起点となったのが、大谷の出塁だった。ロバーツ監督は試合後、「ショウヘイが四球でつないだのも良かった」と名指しで評価。数字だけでは測れない貢献が、チームの大量得点を生み出す呼び水になったのは間違いない。
安打が出ない時期であっても、四球を選び、塁上でプレッシャーをかけ続ける。地味に見えるかもしれないが、これこそが一流打者の真骨頂だ。相手バッテリーに「この打者には甘い球を投げられない」と思わせるだけで、チーム全体の攻撃にリズムが生まれる。大谷にはまさにそういった無形の価値がある。
もちろん、ファンとしては豪快なホームランや鋭いヒットを見たい気持ちもある。それは大谷本人が誰よりも強く感じていることだろう。しかしこれだけの負荷を抱えながらも、腕を振り、バットを握り続ける姿勢そのものが、彼が世界最高峰の選手である理由を証明している。
投打フル回転のシーズンはまだ続く。スランプを乗り越えた大谷が次の登板、そして次の打席でどんなパフォーマンスを見せるのか、目が離せない。
出典: dメニューニュース
