佐々木朗希に「今季最大の期待外れ」の烙印――米メディアが3A降格を提言する衝撃の現実
また一つ、歴史に刻まれる瞬間が訪れたかもしれない。
ただし、それは誰もが望んでいた形ではなかった。ロサンゼルス・ドジャースに移籍し、世界最高峰の舞台で新たな伝説を刻むはずだった佐々木朗希。しかし今、複数の米メディアから「今季最大の期待外れ」という痛烈な言葉を突きつけられている。
数字が語る、想定外の苦戦
現時点での成績を見れば、厳しい評価も無理はないと感じてしまう。
米メディアの記者は「NPB(日本プロ野球)時代とは別物」とまで断言した。日本ハム・ロッテ時代に見せていた160km/h超の速球が、MLB(米大リーグ)の打者相手には”怖さ”を発揮しきれていないという指摘だ。投球の核となる速球が通用しないとなれば、それは相当に深刻な問題といえる。
「改善のイニングは3A(トリプルA:MLBの一つ下の2軍格に相当するリーグ)で積むべき」という提言まで飛び出した。メジャーという最高峰の舞台から一段降りて、じっくり立て直してはどうか、という意味合いである。日本のファンにとっては、正直、胸に刺さる言葉だろう。
「才能」と「戦力」の間にある、深い溝
佐々木朗希に才能がないと言っている人間は、おそらく誰もいない。問題は、その才能をMLBというリーグで「計算できる先発投手」として安定して出力できるか、という部分にある。
大谷翔平というスーパースターを擁するドジャースは、今や世界中の視線が集まるチームだ。そのローテーション(先発投手の登板順番)に佐々木が定着できるかどうかも、一部では疑問視されはじめている。エース格の先発投手が復帰すれば、枠を奪われる可能性だって現実味を帯びてきた。
米メディアが問題視しているのは、結果だけじゃない。結果に至るまでの”過程”――つまり、内容が一向に改善されないという点だ。毎回打たれ、毎回失点するなかで、修正の兆しが見えない。それが評価をより厳しくしている要因になっている。
とはいえ、忘れてはならないことがある。日本から海を渡り、初めてMLBという環境に飛び込んだ23歳の若者が、開幕から完璧にフィットする保証などどこにもない。大谷翔平だって、渡米1年目は試行錯誤の連続だった。山本由伸も、シーズン途中に故障と戦った。異国の打者、異国の球場、異国のボール。慣れるまでの時間は、誰にだって必要なはずだ。
今の佐々木朗希に必要なのは、批判への反論ではなく、マウンドでの一つひとつの答え。次の登板で何かが変わるかもしれない、という期待を、まだファンは手放していない。
出典: dメニューニュース
