大谷翔平

井口資仁が語る佐々木朗希の覚醒条件「もう少し楽な投球ができる」その真意とは

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苦境の中でつかんだ新たな”武器”

グラウンドの外でも、彼の話題は尽きることがない。

ドジャースに移籍した佐々木朗希が、MLBという新天地で試行錯誤を続けている。先発ローテーション(チームの投手陣の中で定期的に先発を任される枠)の座をめぐる競争が激化する中、直近の登板では6回を投げて3失点。数字だけ見れば「まずまず」と言えなくもないが、内容にはしっかりと光るものがあった。

注目されているのが、新たな武器として磨き始めた”二刀流スプリット”だ。スプリットとは、打者の手元で鋭く落ちる変化球のこと。直球と同じ軌道から突然沈むため、打者にとっては非常に厄介な球種である。これを右打者にも左打者にも効果的に使い分けているというのだから、相手バッターからすれば頭が痛い話だろう。

6回3失点 苦しい状況ながらも粘り切ったドジャース移籍後の登板内容

ただ、楽観はできない。チームメートのスネルがリハビリ登板(故障から復帰する際に行う実戦練習的な登板)を残り2戦まで迫っており、ロバーツ監督も「決断を下す」と明言している。先発の椅子は限られている。佐々木にとって、一戦一戦が文字通りのサバイバルマッチだ。

井口氏が解説する「楽な投球」の意味

そんな佐々木の現状について、元ロッテ監督でかつて佐々木を直接指導した井口資仁氏が興味深い見解を示した。「もう少し楽な投球ができるようになる」という言葉、これは単に「手を抜け」という意味ではない。

井口氏が指摘しているのは、力みのない自然な投球フォームの重要性だ。MLBの打者は日本とは体格も、打撃のアプローチも根本的に異なる。全力で力んで投げるだけでは通用しない局面も出てくる。緩急(球速の遅い球と速い球をうまく組み合わせること)や配球(どの球をどのコースに投げるかの組み立て)を駆使して、打者を”考えさせる”投球ができるようになれば、朗希の真価が発揮されるというわけだ。

2戦 チームメートのスネルがローテーション復帰までに残すリハビリ登板数

現在のドジャースには山本由伸という実績十分な日本人エースもいる。同じ日本人として先輩の姿を間近で見られる環境は、佐々木にとって刺激以外の何物でもないはずだ。井口氏の言葉を借りれば、その「楽な投球」ができるようになる日が来れば、朗希はMLBでも支配的な投手になり得る。ポテンシャル(潜在能力)の高さは、誰もが認めるところである。

スネル復帰という大きな関門が迫る中、次の登板で佐々木がどんなピッチングを見せるのか。首脳陣を唸らせる投球で、ローテーションの座を手放さないでいられるか——今後の登板から目が離せない。

出典: nikkansports.com

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