MLBのドラフトとは?初心者でも5分でわかる選手獲得の仕組み
MLBのドラフトとは?
初心者でも5分でわかる選手獲得の仕組み
🎯 ドラフトって、どんな仕組み?
まずはドラフトを一言で言うと、「どの球団がどの選手と契約できるかを決める、全球団参加の『指名会議』」です。
スポーツの世界では、強いチームがお金にまかせて良い選手を全部集めてしまうと、試合が一方的になって面白くなくなりますよね。そこでMLBでは「ドラフト」というルールを作りました。前のシーズンで成績が悪かったチームから順番に、欲しい選手を1人ずつ指名していく仕組みです。
つまり、弱いチームが先に良い選手を選べる「ハンデ戦」のようなもの。これによって、どのチームにも強くなるチャンスが生まれるんです。
毎年のドラフトで指名される選手の総数。全20ラウンド以上にわたって行われる一大イベントです。
ドラフトの対象になるのは、主にアメリカ・カナダ・プエルトリコの高校生・大学生です。指名された選手は、そのチームとしか交渉できません。まるで「あなたはこの会社に入ってください」と国が決めるようなイメージ、と言えば伝わるでしょうか。
💡 わかりやすい例え:ドラフトは「会社の新卒採用」に似ています。学生(選手)は自分でどの会社(球団)に入るかを自由に選べず、会社側が「うちに来てください」と順番に指名していく形です。
🌟 じゃあ、大谷翔平はなぜ直接MLBへ行けたの?
ここが多くの人が「あれ?」と思うポイントです。大谷翔平選手は日本のプロ野球(NPB)の北海道日本ハムファイターズに所属していました。つまり、アメリカのドラフト対象者ではなかったんです。
実はMLBには、「国際選手の移籍ルール」というドラフトとは別の仕組みがあります。日本など海外のプロ野球選手がMLBに移籍するときは、ドラフトではなく「ポスティングシステム(入札制度)」という方法を使います。
簡単に言うと、こんな流れです。
- 日本の球団が「この選手をMLBに出します」と宣言する
- 興味のあるMLB全球団が、移籍金(譲渡金)を提示して入札する
- 選手本人が、交渉したいチームを自分で選んで契約する
つまり、ドラフトと違って「選手自身がチームを選ぶ権利がある」のが大きな特徴です!
2017年、大谷翔平がロサンゼルス・エンゼルスに移籍した際の推定移籍金(譲渡金)。日本ハムがこの金額を受け取り、大谷選手はMLBへの切符を手にしました。
さらに当時の大谷選手には、もう一つ特別な事情がありました。2017年時点で大谷選手は25歳未満(23歳)だったため、国際選手に関するMLBのルール上、契約金に上限が設けられていました。
当時のルール上限により、大谷選手がエンゼルスと結んだ契約の初年度年俸。スター選手としては破格の安さでしたが、翌年以降の活躍で一気に評価が跳ね上がりました。
それでも大谷選手がMLB挑戦を決断したのは、「お金よりも早くメジャーの舞台で戦いたい」という強い意志があったから。その決断が正しかったことは、その後の圧倒的な成績が証明しています。
⚾ 大谷選手のその後:エンゼルス時代は投打の「二刀流」で世界中を驚かせ、2023年にはロサンゼルス・ドジャースと
