大谷翔平

山本由伸、6回2失点でも今季初黒星…87球の力投が報われなかった夜に何があったのか

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山本由伸、6回2失点でも今季初黒星…87球の力投が報われなかった夜に何があったのか

また一つ、歴史に刻まれる瞬間が訪れたかもしれない。

日本人投手として史上初めて、ワールドシリーズ王者ドジャースのローテーションで3試合連続先発を果たした山本由伸。その偉業の夜は、しかし白星ではなく、静かな悔しさとともに幕を閉じた。

6回を投げて2失点。数字だけを見れば、エース級の仕事をしたと言っていい内容だ。87球という球数も、決して乱れた投球内容ではない。それでも、打線の援護がなかった。ただ、それだけのことが、今季初めての黒星という現実を山本に突きつけた。

援護なき力投――87球に込めた意地

マウンド上の山本は、今季も「抑えることへの執念」を感じさせる投球を続けていた。150キロを超えるストレートに加え、鋭く落ちるフォークボール(縦に急激に変化する変化球)を軸に、相手打者に的を絞らせない。2失点という結果は、ゲームの流れを考えれば十分守り抜ける点差だったはずだ。

6回 今試合の投球イニング数(先発投手が何回まで投げたか)
87球 試合で投じた総球数
2失点 相手チームに許した得点

試合後、山本は「すごく悔しい」と絞り出すように語った。続けて「反省するところはたくさんある」という言葉も口にしている。勝ち負けを度外視しても、自分の投球に満足していない。そこに、山本由伸というピッチャーの本質がある。完璧主義、とも違う。ただひたすら、もっと良くなれると信じている人間の言葉だ。

日本人初の3戦連続先発、それでも「負け越し」という現実

今回の登板で、山本は日本人投手として初めてメジャーリーグ(MLB)のシーズン中に3試合連続で先発マウンドを踏んだ。これは単純な記録ではなく、ドジャースというチームが山本を「ローテーションの柱」として完全に信頼している証でもある。

ただ、3試合で負け越しというのは、本人にとって複雑な心境だろう。歴史的な快挙と、チームへの貢献という意味では別の話。山本自身も「3人でいいピッチングができるように頑張りたい」と前を向いている。「3人」というのはおそらく次の登板サイクルを指しており、既に視線は次の登板に向かっている。

長いシーズン、投手に黒星がつくことは珍しくない。160試合以上を戦うMLBでは、内容が良くても勝てない試合は必ずある。大谷翔平がいるドジャース打線が沈黙した夜だったと言えば、それがどれだけ「たまたま」な敗戦かも伝わるだろう。

悔しさを燃料にした山本由伸が、次のマウンドで何を見せてくれるのか。その答えを、ドジャースファンだけでなく多くの野球ファンが心待ちにしている。

出典: au Webポータル

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