大谷翔平、3安打で復調の兆し!それでも打撃スロースタートの謎に迫る
野球ファンなら見逃せない話題が飛び込んできた。
ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が、ここ最近の試合で3安打をマークし、復調の気配を漂わせている。ファンとしては「よしよし、やっぱり大谷だ」とホッとしたいところだが、実は今シーズンの打撃に関しては、シーズン序盤からずっとある「もどかしさ」が続いている状況だ。3安打という結果は明るい材料である一方で、本来の圧倒的な打撃パフォーマンスからすれば、まだ本調子とは言いがたい。いったい何がスロースタートの要因になっているのか——そこを掘り下げてみたい。
シーズン序盤に見えた「らしくない」大谷の姿
大谷翔平といえば、打席に立つたびに相手投手に強烈なプレッシャーをかける存在だ。長打力(柵を越えるホームランを打ち出す力)と選球眼(ボールとストライクを見極める力)を兼ね備えた、まさに現代野球における最高峰のバッターのひとり。ところが今シーズン序盤は、空振りが増えたり、打球が詰まったりと、例年と比べてどこかかみ合わない場面が目立っていた。
要因として挙げられるのは、まず体のコンディション調整の問題だ。昨シーズン後半から続いた長いシーズンと、オフシーズンのトレーニング量のバランスが影響している可能性がある。加えて、対戦相手の投手陣が大谷に対して徹底的にデータを研究してきており、内角を突いたり変化球(曲がったり落ちたりする球)の配分を変えたりと、より精密な攻めを仕掛けてきているという側面もある。
さらに見逃せないのが、精神的なプレッシャー。昨シーズンに歴史的な成績を残したがゆえに、今シーズンへの周囲の期待値は天井知らずに高い。そのプレッシャーが無意識のうちにスイングに影響することは、どんなスーパースターにとっても珍しくない話だ。
3安打が示す「覚醒」へのサイン
とはいえ、今回の3安打という結果はポジティブに受け取っていい。大谷自身、スランプ(不調の時期)を経験するたびに自分のフォームや感覚を丁寧に修正し、必ず復活してきた歴史がある。
打席での立ち居振る舞いを見ると、以前より落ち着きが戻ってきたように映る。ボールを引きつけて打つ場面が増え、無理に大振りする場面が減った印象だ。こういった細かな変化こそが、本物の復調を告げる前兆であることが多い。チームメイトやコーチ陣も、大谷の状態について前向きなコメントを発しており、チーム全体として彼の調子が上向いていることを歓迎している雰囲気がある。
野球というスポーツは、162試合という長丁場のシーズンを戦うもの。序盤のスロースタートが最終的な成績に直結するわけではない。昨年、50本塁打・50盗塁という前人未到の記録を打ち立てた大谷翔平が、本来の破壊力を取り戻したとき、その凄みは今よりずっと鮮明に現れてくるはずだ。次の試合でも、あの豪快なスイングとクラッチ(ここぞという場面での)ヒットに期待したい。
出典: MLB.com
