大谷翔平

落合博満が断言「点を取られにくいのは…」大谷翔平vs山本由伸、サイ・ヤング賞争いを識者が読む

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「野球の神様」が語った、二人の天才の違い

また一つ、歴史に刻まれる瞬間が訪れたかもしれない。

日本球界が誇るレジェンド・落合博満氏が、現在メジャーリーグ(MLB)を舞台に活躍する大谷翔平と山本由伸、この二人の日本人エースを比較する形でサイ・ヤング賞争いに言及した。三度の三冠王(打率・本塁打・打点の三部門でリーグ1位になること)を達成した「神様、仏様、落合様」とまで称された男の言葉だけに、野球ファンの間で大きな反響を呼んでいる。

落合氏が注目したのは、単純な「どちらが凄いか」という話ではなかった。「点数をどっちが取られるっていえば」という切り口で語ったように、投手としての”失点を防ぐ能力”に焦点を当てた比較だ。派手な奪三振数や球速だけでなく、いかに得点を与えないかという視点は、さすが現役時代に投手を知り尽くした打者ならではの鋭い目線といえる。

現役時代に圧倒的な打棒で投手を苦しめてきた落合氏だからこそ、「どんな投手が打ちにくいか」「どんな投球が失点に直結しないか」を肌感覚で理解している。その経験から生まれた分析は、数字だけでは語れないリアルな重みを持っている。

大谷と山本、それぞれが背負うサイ・ヤング賞への道

サイ・ヤング賞とは、MLBが毎年ア・リーグ、ナ・リーグそれぞれの最優秀投手に贈る名誉ある賞のことだ。投手にとっては最高の栄誉の一つであり、日本人投手がこの賞を受賞するようなことがあれば、それこそ歴史的な快挙となる。

大谷翔平はロサンゼルス・ドジャースで「二刀流」として、打者と投手の両方でチームに貢献するという前人未踏のスタイルを今季も継続している。一方、同じドジャースに所属する山本由伸は、オリックス時代に日本球界で圧倒的な成績を残した正真正銘のエース。ともにドジャース所属という状況だけでも話題性は十分なのに、さらにサイ・ヤング賞という同じ目標をめぐって”チーム内競争”が生まれているとすれば、それはMLBならではのドラマだ。

3度 落合博満氏が現役時代に達成した三冠王の回数。日本球界で歴代最多タイ記録。
2人 同一チームに所属しながらサイ・ヤング賞候補として名前が挙がる日本人投手の数。これ自体が異例の状況。

落合氏の視点は、ファンや解説者が「三振数」や「防御率(投手が9イニングあたりに許す自責点の平均)」で語りがちな投手評価に、別の角度から光を当てるものだった。試合の流れの中で「いかに点を与えないか」という本質的な問いは、結果として両投手への新たなリスペクトにもつながっている。

大谷と山本、二人の日本人がメジャーの頂点をめぐって語られる時代が来たこと自体、少し前までは夢物語だった。落合氏がその舞台を「点数をどっちが取られるか」という言葉で切り取った重さは、軽く読み流すには惜しい。

シーズンが進むにつれ、サイ・ヤング賞レースの行方はさらに白熱していくはずだ。次の登板で、二人のエースがどんなピッチングを見せてくれるのか——今から楽しみで仕方ない。

出典: スポニチ Sponichi Annex

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MLB・日本人選手ウォッチャー
大谷翔平をはじめ、メジャーリーグで活躍する日本人選手を毎日追いかけています。野球を知らない方でも楽しめるよう、データと物語でMLBの魅力をお届け。試合結果・成績・ニュースを毎日更新中!
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