大谷翔平と9年ぶりの再会「あの時のまま」元同僚・増井さんが語った感動の瞬間
メジャーリーグから、日本のファンを沸かせるニュースが届いた。
大谷翔平と山本由伸、ふたりの”二刀流エース”がいまロサンゼルス・ドジャースで躍動しているのはご存知の通り。そのふたりと古くから縁のある元プロ野球選手・増井浩俊さんが、かつての仲間たちと感動的な再会を果たしたというエピソードが話題を集めている。
9年ぶりの再会、「あの時のまま」だった大谷翔平
増井さんといえば、かつて北海道日本ハムファイターズで大谷翔平と同じユニフォームを着た元チームメイトだ。抑え投手(チームの最後を締めるクローザー)として活躍した経験を持つ、球界のベテランである。
その増井さんが大谷と顔を合わせたのは、実に9年ぶりのこと。「今何してるんですか?」と気さくに話しかけてきた大谷の姿に、増井さんは思わず驚いたという。スーパースターになっても変わらない、あの頃のままの自然体な振る舞い。長い年月が経っても変わらない人間性というのは、なかなかできることではない。
「あの時のまま」という増井さんの言葉が、すべてを物語っている。ワールドシリーズ制覇を経験し、メジャー最高峰の舞台でMVP(最優秀選手賞)を幾度も受賞した男が、古い仲間に対して上から目線で接することなど微塵もない。そのギャップこそが、大谷翔平という人物の本質なのかもしれない。
山本由伸への感謝「メール返してくれて…」
一方、同じドジャースに在籍する山本由伸との話も温かい。増井さんは山本とも縁があり、送ったメールにきちんと返信が来たことに感謝の気持ちを述べていた。「メール返してくれて…」という短い言葉の中に、増井さんの素直な喜びがにじんでいる。
山本由伸は現在、日本人投手として最高峰の評価を受けるエース格。今シーズンは怪我(けが)からの復帰を経て、その本来の投球を取り戻しつつある状況だ。多忙を極めるシーズン中にも関わらず、旧知の人間へのレスポンスを欠かさない。そういった誠実さが、彼をチームメイトや周囲から慕われる存在にしているのだろう。
かつての仲間たちが世界最高峰の舞台で輝き続けているのを目の当たりにした増井さんの興奮は、テレビやSNSで彼らを応援する日本のファンの気持ちと、きっとどこかで重なっている。元同僚の目を通して語られる素顔のエピソードには、数字やスタッツ(成績)では見えてこない人間・大谷翔平、人間・山本由伸の姿がある。
今後もドジャースの一員として世界の舞台に挑むふたり。増井さんのような旧友の視線も背に受けながら、これからどんなドラマを見せてくれるのか。次の登板、次の打席が、今から楽しみでならない。
出典: 中日新聞Web
